今日の雑学：塩で飲み物を冷やす理由

 

塩と氷で飲み物を冷やす

夏場のアウトドア活動や、急に来客があった時、飲み物を急速に冷やす必要があります。そんな時、氷だけではなく、塩も一緒に使うと、飲み物をより速く冷やすことができます。

なぜ塩で冷やすのか

一般的に、塩は食品の味を引き立てるために使われますが、実は、飲み物を冷やすのにも役立ちます。塩は、氷の融点を下げる性質があります。

アイスクリームを手作りする際や、缶ビールやペットボトルの飲料を急速に冷やしたい時、氷と一緒に塩を加えると、氷の融点が下がり、その結果、氷が溶ける速度が速くなり、飲み物の温度がさらに下がります。

通常、氷の融点は0℃ですが、塩を加えることで、氷の融点が下がり、-21℃まで低くすることができます。これにより、飲み物の温度が速く下がるのです。

まとめ

塩を氷と一緒に使うことで、飲み物をより速く冷やすことができます。この性質を利用し、夏場のアウトドア活動や、飲み物を急速に冷やす必要がある場合に活用することができます。

また、この原理は、アイスクリーム作りにも応用されています。アイスクリームは、液体から固体へ急速に変わることで、滑らかな食感になります。そのため、アイスクリーム作りでは、冷却液として氷と塩を一緒に使うことで、アイスクリームの液体を急速に冷やし、固めるのです。